2022年の年末年始は実家の長崎に帰省していました。あっという間に2023年も半年近くになっていました。
昨年末は友人と会う予定が急遽立ち消えになったり、自身が到着した瞬間寝込んだりと年が明け直前まで散々だったのですが、なんとか回復してずっと行ってみたかった近所の山へ。
長崎市中心部から歩きやすい稲佐山、岩屋山、金比羅山。稲佐山はイベントや遠足でよく行くのですが、後ろ二つは近いにもかかわらずなかなか行かないので今回久しぶりに登りました。
岩屋山は十郎岳から縦走コース。このルートは初めてです。
十郎岳の入り口は柿泊運動公園添いの道路から小道を上がります。石積みの段差を尾根に向けて上がっていくのでなかなか急傾斜で大変ですが、上がるまでは15分程度。父も一緒なのでゆったりペースでちょくちょく立ち止まりながら歩きます。
たった15分程度の道を上がって尾根に上がって尾根先に行くとこの展望。こちらが十郎岳です。岩屋山の縦走コースから少しそれますが絶対こちらには行った方がよいです。学生時代にこの景色に気づいていたらきっと勉強に疲れた時に登っていたと思います。まあ登山口まで行く手段がないですが…。
長崎トークですが「来る」も「行く」も大体「くる」というので、今、登山道まで「くる」手段がないですと打って何かおかしいなと思って書き直しました。
例文:「今日は14時くらいにくるけん~」(今日は14時くらいに(自分が)行くからね~)
こちらは反対側。下に見えるのが柿泊運動公園です。中総体の県大がたまにありますが毎年ではないし立派な運動場ですが立地が悪い。
十郎岳の三角点。
岩屋山というだけあって尾根筋は岩だらけ。なんだか不思議な感じです。この辺りは古い時代の大規模火砕流からできた火山岩でできているため転がっている岩は玄武岩質の安山岩です。巨礫と巨礫の間を抜けていくので少し足場の悪いところもありますが、下草はなくしっかりと尾根があるので道迷いはないかと思います。低山で展望はよくはないですが楽しい道です。
東北をずっと歩いていると九州の冬山の木々の葉の落ちなさに驚きます。九州を出るまで普通だと思っていました。冬にあんなに山が禿げ上がるなんて知りませんでした。
遠目に眺めていると尾根がつながっていると思っていましたが、岩屋山に行くには一度尾根筋を乗り換えます。ちょっと不安になりましたがちゃんと岩屋山山頂の登山口がありました。
ここからはきれいに整備された登山道です。階段状ですが緩やかで登りやすいです。岩屋山の別の登山道はトレーニングのような急傾斜の階段なのでこちらの方が登りやすいです。
小さなツタで覆われた木。この木だけうろこのよう。
あっという間に頂上です。長崎の町が見下ろせます。十郎岳からの縦走コースでは一人しか会いませんでしたが、頂上に来るとちらほらと人がいます。皆さんいろいろなルートから頂上に上がってきているようです。年末の寒い時期ではありますが、陽当たりもよく山登り日和でした。
山頂から見える景色の解説。岩屋山は九州自然参道の一部だそうです。頂上でおやつを食べたり水筒に入れてきたコーヒーを飲んだりしてのんびりした後、ゆっくりと下山します。
下山ルートは急でびっくり。ここを登ってくる登山客の方が多いですがかなりきつそう。帰りは色々な登山口があるので分岐が多く、結局道路の方に出るので間違っても取り返しがつかないことにはなりませんが要注意です。私もよくわからなかったので父の記憶に頼りました。
今回はYAMAPで記録しました。スーパー地形は登山に関してはあまり道の予想時間が今一つなので、完全に登山の時はYAMAPやヤマレコの方がよさそうです。のんびり屋なので(山道の登りが嫌いなので)、予測時間の1.2倍でちょうど良い感じです。
1年ぶりの帰省での地元の山道を行くのはなかなか良い時間になりました。