前回の綾里半島に続いて今日は広田半島を一周します。荷物は駅に預けてきたので軽々歩けます。
BRT小友駅からスタートです。6時半でしたが少し早かったようで暗いです。車に轢かれたくないのでヘッドライトをつけようとしたら電池が切れていました。これが日没後の峠道とかじゃなくて本当に良かった。必ず出発前に電池の確認はしましょう。
飛び出しそうなおばあちゃん!明るくなってきました。
これはまさか桃ノ浦で見たブルーベリーの妖怪リスペクトでは!?
浮子オブジェもここまでくると完全に芸術です。色がそろっているところがいいです。
民家のヤギ。首をかしげて私を見つめていたかと思うと、直後に尻尾を上げてうんちするところを見せつけてきました。なんなんだろう。
歩いているとヤギを飼っているお家をちらほら見ます。お庭や畑の草むしりをして働いているようです。おとなしいし人懐っこいしかわいいです。私ももし庭がとてつもなく広い家に住めるのならばヤギを2頭飼いたいです。
曇り空ではありますが海が透き通っていて綺麗。海の青さが格別です。ここは広田海水浴場。
遊歩道も歩きやすく、アップダウンはあるものの木々の間から海が見え、展望が開けた時の景色を想像するだけで楽しいです。
岸壁に打ち付ける白い波。穴通磯のような景勝地があちこちにあります。どこを切り取っても景勝地。黒崎仙峡まで歩いていくつか鳥居を見ました。
実は黒崎仙峡が近くにあることはわかったものの一体どこがずばり黒崎仙峡なのか全くわからず…???となりながら通り過ぎてしまいました。駐車場は通ったのだけど逆から入ったのでよくわからなかったです。どのルートに入ればよかったのかいまだに謎です。
町の公民館の字体が独特で素敵。どなたかデザインをされる方がいるのでしょうか。ここは蒲田公民館。
岩倉公民館。
ここは普通に達筆。達筆すぎて読めない。大野公民館かな。どこも字体に気合が入っています。
ゴールが近づいてくると天気も回復してきました。秋のいい天気。うろこ雲。
柿を啄むエナガ。
広田半島は過ごしやすい気候で雪もあまり積もらないそうです。地元のおばちゃんの井戸端会議に混ざらせてもらいました。岩手に入ると急に呼び止められておしゃべりする時間が増えました。一期一会の時間も楽しいものです。
小友のバス停近くのため池に白鳥。冬の東北の田んぼは渡ってきた白鳥で賑やかです。白鳥は見た目は優雅ですがとても声がうるさいです。
朝はまだ暗かった小友駅に到着。27kmの歩きと長い1日になりました。帰り道も長い!疲れきったため結局一関に宿を取ってゆっくり寝て、月曜始発で帰りました。そういう日もあります。
綾里半島と広田半島と直線的な移動距離が全く進まない区間をしっかり歩ききって大満足です。北上を考えるとロスをしているような気がしますが、海と生きる人の暮らしの中を歩くよいルートになっているなと感じます。