ぐっすり休んで2日目の朝を迎えます。
昨夜宿にたどり着いた時は土踏まずがギシギシになってしまいガニ股で歩いていたのですがなんとか回復したみたい。
今日はとうとう宮城県から岩手県へと越えていきます。
宿の健康的な朝ごはん!秋刀魚が高くなっているという話をしていましたがここで秋刀魚を食べられるとは。旬のものを食べさせていただいてありがたいです。
宿の方からトレイルの話や他のハイカーの方の話等色々楽しい話を聞かせていただきました。歩き終わったらお世話になったところを回る旅に行きたいな。
民宿なぎささんの看板。横にみちのく潮風トレイルのロゴマークが掲げられています。
みちのく潮風トレイルのロゴはコースの全景を表しています。私は四分休符かなぁと思っていました。身体は疲れるけれど心が回復するお休みです。
コスモスと青空がよく合います。ここも新しい道。
少し寄り道して大理石海岸。周りが工事中でアプローチしづらいのですが白い岩と海のコントラストが映える海岸です。
とうとう岩手県!歩道が狭くて少し怖いです。ありがとう宮城県!
大通りから外れて旧道の林の中を抜けていきます。木漏れ日と爽やかな風が心地よい日になりました。
港に出てきました。
お昼ご飯を食べられるところを探して歩きます。地べたに座って食べても良いのですが少し日差しが強いので日陰に入りたい…。
陸前高田市手前で東屋を見つけたのでそこでお昼ご飯。なぎさの方におにぎりを握っていただきました。外で食べるおにぎりは格別に美味しいです。
陸前高田市はリアス地形の影響もあり特に被害の大きかった地域です。実際に立ってみるとよくわかるのですが平野も広く高台に上がるまでの時間もかなり要します。
旧気仙中学校は全員高台に避難して無事でしたが、波は校舎の屋上まで達しました。破壊された校舎は震災遺構として保存され、予約をすればガイドの方と一緒に入ることができます。
高田松原津波復興祈念公園は二度ほど車で来たことがあるのですが、施設から海を望む風景のデザインが洗練されており、あの日への祈りと復興への想いを感じます。津波伝承館も充実しているため、ぜひ立ち寄ってみて欲しいです。
道の駅併設なのでお土産屋さんも充実しています。
奇跡の一本松。この木については色々思うところもあるのですが割愛。しかしこの心細い広い平地に1本、この松があるだけで心の拠り所になるのは確かです。
高田松原の公園内を他の震災遺構を眺めながら夕暮れの中ゆっくりと歩き、海の見えない堤防を見つめ、今日の宿の民宿吉田さんに到着しました。
民宿吉田さんは少し高台にあり、さっきまでは全く見えなかった堤防の向こうの海が2階からはみることができます。
ちょうど山に沈む夕日を見ることができました。
お風呂は共用ですがお部屋の中に洗面台が有り、手や顔を部屋の中で洗えるので助かります。
今日も豪華な夕飯!お刺身が新鮮で美味しいです。そして本日2本目の秋刀魚。家ではなかなか食べないのでとても嬉しいです。
部屋の中で道の駅で買ったゆべしを食べ比べし、荷物を整理してまた明日に備えます。最近の歩く時の行動食はもっぱらくるみゆべしです。普段も食べたいですが1個でおにぎりくらいのカロリーがある爆弾です。
今日は19km歩き2日で40km。ずいぶん頑張りました。明日は山登りがあるので10kmちょっとにしていますが土踏まずが痛みます。踵に大きいマメもできて水ぶくれになってしまいましたが、痛くはないので放置。
やはり2泊分の荷物を背負うとどうしても荷物が重くなってしまうので、その分足に来るダメージも大きいようです。あと体重10kg減らせれば負担が、と思いつつなかなか…。
膝を壊した初回と違って回復は早いので最後まで頑張ります。