2泊3日の旅も最終日です。今日は箱根山に登って小友駅に降りてくるルート。このルートはBRTがすぐそばにあるので、疲れてくるとそのまま帰りたくなってしまいます。頑張ろう。
箱根山まではだらだらと民家のある道路の中の坂道を上っていきます。地味にきついです。途中秋葉神社という立派な神社がありました。
途中林道やつづら折りの道路もあり結構きつかったのですが、きつすぎて全く写真を撮っておらずいきなりトレイルルートのてっぺんの公園。それだけでは寂しいので少し寄り道をします。
これは箱根山の展望台からの景色です。車でも行けますが結構急傾斜。風は強く寒いですが赤や黄色に染まり始めた山と複雑な形の海岸線が綺麗です。
天使の梯子。遠くに見える海がキラキラと光り輝いて幻想的です。雲ひとつない青空では見られない景色もたまにはあります。
箱根山神社。海を見つめています。
少し公園内寄り道して気仙大工左官伝承館にきました。「古民家」ではなく新しく建てられた民家。気仙大工左官の守られてきた技術の結晶を見ることができます。
ガイドを頼むことができますのでお話を聞きながらまわると何倍も気仙大工左官さんたちの凄さがわかります。
お庭の奥には、阪神淡路大震災の被害にあった神戸市で作れた「希望の灯」の分灯が設置されています。
囲炉裏。展望台が寒くだいぶ冷えてしまったので、炎の暖かさにじんわりときます。ここで美味しいお団子とお茶をいただきました。暖かい日は縁側でも良いかも。
一本一本張り巡らされた木はひとつひとつ意味を持って様々な種類の木材が使用されています。
素敵な火鉢。座布団も端切れが丈夫に組んであります。
美しい欄間。ネズミが通り抜けられるように四隅が空いているそう。お米を食べたりして悪いイメージがあったのですが、ネズミは干支にいるだけあって子沢山の象徴で大切にされていたようです。
縁側は広々していて開放感があります。春にお庭を眺めながらのんびりするのに憧れます。
お茶とお団子。お腹が空いていたのでこのあと唐揚げも食べました!
気仙大工さんの建てた家で十分のんびりして下山です。
お休みの日の昼下がりのこういう空気が大好きです。人の生活の気配はするけれど静かで風の音と太陽が当たってポカポカとする感じ。目の前には海が広がります。
ダイナミック大根。捨てられたのか、それとも逃げ出したのか、君たちは。
小友駅に到着。風除けのあるバス停内はホッとします。バスまで少し時間はありましたがおやつを食べつつゆっくりと帰路につきました。
3日で50kmをなんとか歩き抜きました。やはりちょっときついですが達成感もまた格別です。荷物が重くなってしまうのだけが大変ですね。
そしてとうとう岩手県に突入しました。岩手の旅も楽しみです。
※宮城も鹿狼山と金華山と雄勝半島が残ってますが後回し。雄勝は民宿が大体コロナで閉まっていました。