気仙沼大島で1泊して次の朝、ゲストハウス海風さんから昨日の田中浜までは歩いてすぐです。朝日が見たくて少し早起きして朝ごはん前に外に出てきました。外はウィンドブレーカーをしっかり着ていないと寒いです。
日の出前の海。少し雲が多いので綺麗な朝日は見られないかもしません。夜明け前の静かな海は特別な気持ちになります。
打ち上げられた廃船と金色の朝日。朝日が上がってくると寒かったからだがポカポカとして太陽のエネルギーを感じます。砂浜と海と雲と、その合間から見える金色の空をしばらく眺めていました。気仙沼では「気嵐」という冬の初めにみられる景色が見られるそうです。静かな海から立ち上る霧はとても幻想的とのことで実際に見られるのを期待していましたが、残念ながら見られませんでした。
宿に戻って朝ごはんを食べて島歩きに出発です。
自然歩道を歩いているとカゴを背負って高枝バサミで何かを収穫されているご夫婦がいらっしゃったので聞いてみたらなんとキウイだとか。サルナシにしては確かに大きいのかな?しかし野生のキウイってあるんでしょうか。
島の南端、龍舞崎の灯台。
龍舞崎からはグリーンの透き通る海に浮かぶ岩礁が雄大に見えます。遊歩道はアップダウンが激しくちょっときついですが楽しい道です。途中に乙姫窟という岩盤が侵食できた神秘的なスポットがあるらしく楽しみだったのですが、崩落かの影響で立ち入り禁止になっていました。
自然歩道から出てきて気仙沼大島ウェルカムターミナルでご飯を食べます。
麺酒庵こまつさんのフカヒレラーメン!ふかひれ丸ごと入っていて豪華ですがお手頃価格です。味はあっさりでツルッと食べられます。店員さんが明るくていい人ばかりでお話が盛り上がりました。
橋ができてから気仙沼大島にクマが出るようになったらしい、本当にクマがいるかどうかについて島の人と出会うたびに話していたのですが、本当にいる派とあれはカモシカ派がいて面白かったです。怖いのでいない方が良いですが…。
気仙沼はサメが特産品で水揚げされたサメの水産加工場もあります。メカジキもあがり、今朝はお惣菜でメカジキの「ハーモニカ」の煮付けを食べたのですがプルプルしていて旨みがあり美味しかったです。
気仙沼のあちこちで見かけるホヤぼーや。たぶんここのホヤぼーやが一番大きい。頭のプラスとマイナスがちゃんと付いてていいですが、そこはお尻と口です。
宮城にきてホヤに何度となく挑戦しているのですが、本当に店によって当たり外れが大きいので難しい食材だなと思います。
お馴染み浮子アート。ここは基本形のカエルです。かわいい。再び昨日通った大橋を越えて気仙沼市街地の方に向かいます。
綺麗な道ですがこういう道が一番きつい。どんどん眠くなってきます。気仙沼市を見下ろすことのできる安波山に登ります。
登山道の入り口に位置する二頭の龍。目にはガラス玉が埋め込まれており綺麗です。
階段を登った先にある東屋からの景色です。乗りたい電車の時間にあまり余裕がなかったので頂上まではいかずここからの景色をお団子でも食べながら楽しみます。気仙沼市街地から近く歩道も整備されているので、観光ついでにちょっと山登りするのに楽しそうな山です。
下山中ちょっと道がわかりにくくて人の畑をうろちょろしてしまいました。これはPS4みたいな形の謎の施設。赤土山調圧槽。何をどうやってここで調圧してるんでしょう。
少し日が傾いてきて気仙沼駅にゴールです。
最後に山登りはありましたが気仙沼大島含む気仙沼を大いに楽しむことができました。何より田中浜からみた金色の朝焼けは私の記憶に強く残りました。
こんな素敵な島に歩いてはもちろん車で行けるのは素晴らしいと思います。ぜひいろんな季節に遊びに行く人が増えるといいなと思います。