季節はまた変わって9月、秋です。6月から時間が空いたのは暑すぎたのと忙しさからだったか…。
幸いこの日は天気に恵まれ、とても低い山ではありますがあまり得意ではない山道も楽しく歩けた気がします。
最後の最後にエスケープする分岐を間違えて少し焦りました。
コースは前回の山下駅から深山へ登り、そこから四方山〜割山峠まで、逢隈駅がゴールです。
みちのく潮風トレイルのルートにはこのような緑の杭があるので安心です。
たまに目印がないところもあるのでGPSにしっかりルートを落として現在地は確認したほうが良いです。私はアプリのスーパー地形にその日歩くルートのトレースを作ってから出発しています。
深山入り口に鎮座する深山神社。木に囲まれて厳かな雰囲気が漂います。散歩の安全を祈願しました。
神社の裏から山道へと入っていきます。比較的傾斜は緩やかだったかと。
頂上で景色がひらけた時は朝早かったこともあり爽快でした。
深山からの景色です。広がる平野と海が見渡せます。こちらは山側の西方向の景色。
こちらは海を望む東側。穏やかな太平洋の水平線が広がっています。ここにある鎮魂の鐘は津波の犠牲者を悼み美しい音を響かせます。
ここから尾根を渡って四方山の方に向かいます。一番乗りだったようで山道にかかる蜘蛛の巣と戦いながら歩きました。いい感じの木の棒を持っている必要があります。トレッキングポールがあると蜘蛛の巣払いにもいいかもしれません。
杭のないところはこのような緑なテープが目印になります。ちゃんと整備していただいているのは大変ありがたいです。
これが山の中でどこにも見えなくなると急に不安になってきます。そういう時は落ち着いて戻るかGPSを確認ですね。
おやつでも食べて焦らないことが一番です。
低山ほど道迷いが多いというのは本当だなぁというのはトレイルコースを歩いていて時間しました。いろんな人が上る山道だと自然と踏みしろができるのですが、低山は下草が伸びるスピードが速かったり、それぞれ自由に歩いてしまったり、鹿が全部食べてしまったりで、どこでも歩けてしまうのです。
気づけば違う尾根を下ってしまったり、90度違う方向に歩き始めていることに気づいたりするのでくれぐれも用心してください。
尾根を渡って四方山の展望台からの景色です。四方というだけあって360度周囲を見渡すことができ、車でも行けるようなのでおすすめの場所です。
頂上の東屋でラーメンを食べました。こういう時汁まで飲まないといけないので毎回後悔します。美味しいんですけどね。
黙々と下山して逢隈駅まで。
常磐線は駅も整備されてトイレも綺麗なので大変使いやすいです。
本当は割山峠までいかず一つ前の沢で降りるはずでしたが、別の地元の散策標識を見ていてうっかり降り忘れました。エスケープ後の山道は結構下草が生えていたり、道が崖になっていたりで危なかったのでどんどん進みすぎないように。
下山後はひっつき虫(くっつく草の種)だらけになっていました。
時間的に少し焦りましたがなんとか20kmでゴール。舗装路がほぼなかったので膝へのダメージは少なめ。
この時から大体かかる時間の目安が自分で立てられるようになりました。平坦な道なら1時間3.5~4.0km/h、山道なら2.0~2.5km/hくらいで計算という感じです。
坂道に入った瞬間本当にノロノロ歩きになるので山に入る時は日没考慮して余裕を持って歩かないといけないなと思いました。またしっかりと日没時刻を確認していても、山影になると思ったより早く暗くなります。
なるべく余裕を持つことは一番大事ですが、もしもの時のために必ずヘッドライトを持ち歩くように、そして出発直前に電池の確認をするようにしましょう。
とにかく天気に恵まれ、澄み渡る秋の青空が見られたのは今後の散歩の活力にもなりました。